ネクタイの生えた花壇の中のベンチで待ってるよ

吐出しです。

毒です。

長いです。

愛してるって言われながら殴られ続けることの意味がわからない。


引越しの件から家族と口論になり居酒屋で号泣するという失態を犯し帰りの自転車から泣きっぱなしですよもう。疲れた。
結局うちの家族はもう「イエ」の形態を取っていなくて、皆我侭で、自分のエゴで話しをしていて、もうだめだ、っていう話みたいです。

どうしてこんなことになってるんだろう。


私の母は癌で１１年前に他界してるんだけどそんなの彼女のせいじゃない。
母の諸々もあり父親は相当に荒れて私に当たったりもしたけど状況を鑑みたら父親が不安定になるのなんか当然で、人生の流れがそんなのになっちゃったのは彼が悪いわけじゃない。
姉はそうやって殺伐とし表面的になっていく家に嫌気がさして家に寄り付かなくなったけど彼女自身を守る為には逃げ道が必要だろうのでむしろ正しいんだと思う。
誰も悪くない。

父も姉も、荒れた時期はもちろんあったけど、今ちゃんとまっとうな人間として生きている。でも落ち込んでろくすっぽ勉強もせず部活も辞めたらたら自堕落な生活をしていた私が今ひとりせっぱつまっておかしくなってるのはなんでなんだろう。なんで私は未だ引き摺ったまま、人としても不出来な状態なんだろう。

姉に
「あんたは母のことがなくてもきっとこうなったと思うよ。だって私も同じように母親をなくしてるけどそんなに気にしてないもん。あんたの性質なんじゃない」
って言われた。たぶんそうなんだろう。
私に問題があるんだ。人として。

他人にちゃんと出来ることがこんなにも困難だ。
己の駄目さにうんざりする。
私さえちゃんとしえいたら、うちはこんな風にはならなくて、今日も当然口論なんかにならなくて、平和にご飯を食べて帰れただろうに、私がまともな人間じゃないばかりに色んな所に不具合が起きる。
先日も他人を傷つけたばっかりだ。なんだこの愚かしさ。


些細なことにも過敏に反応する自分がほんとうに嫌だ。


でもつらい。簡単に捨てられたり拾われたりすることが。


私の父親は自分の都合の為に母と結婚し、自分の計画通りに人生を進めるつもりだったらしいのだが、母が癌で他界したことによって自分の人生設計が狂ってしまい、母が亡くなったばかりの頃は
「あのおばさんが俺の人生を狂わせた」
と飲んでは荒れていたものだった。やつあたりの矛先は私で、毎夜彼の愚痴や罵倒を受けた。
お前は生きているだけで公害なのだから少しでもまっとうな人間にならなくてはいけないよとか、母が子供を欲しがっていたから作ったが本当はいらなかったとか、父は他人を卑下することで自分に価値があると知らしめようとするタイプの人間なので否定的なことを沢山言われたものだ。

でもそれより、何よりつらかったのは
「そういうことを言われるのはとてもつらい、頼むからやめてくれ」
という私の懇願に彼が全く耳を貸さなかったことだった。
（そしてその性質は今でも変わらず、彼は自分の気が済むまで気が済むようにやりたいことを言うし、やる）

もういやだ、ききたくない、お母さんの悪口を言わないで、うんざりだと繰り返す私を無視して彼は一通り吐き出し、やっと解放された私が自室で布団に突っ伏して泣いていると、少し気が軽くなって余裕がでたらしい父がやってきて、猫なで声で
「俺はお前が嫌いだからこんなことをするんじゃないよ。愛しているから、お前のためを思って言うんだよ」
と私の機嫌を取りに来ていた。

立派なＤＶだ。

分かり辛かったら、一連の流れで、私を妻に、父を夫に、罵倒を肉体的暴力に、置き換えてみて欲しい。わかりやすくなるから。

そして彼はすぐに忘れる。自分のしたことを。
今日
「お前にしたことをちゃんと覚えている」
「俺が当時お前に何を言ったかよく覚えていない」
「嫌だったら言えばよかったじゃないか」
といった意味合いのことを言われた。
おとうさん、それ全部噛みあわない。どれ。
私は悲しい。


隣人についても彼は「あいつは気違いだ」と言っているんだけれど
その話をしている時に
「昔から隣人がおかしかったり、怖かったりしたなら、その時に言えばよかったじゃないか」
と言われた。
おとうさん、私ずーっと言ってたよ。
絡まれて怖いって。何度も家に来て訳の分からないことを言い続けるとか、家を出ようとしたら道を塞がれたとか、夜中にチャイムをずっと鳴らし続けてたとか相談したし、４年前に階段を下りていたら追いかけられて警察を呼んだこともあったよ。それもちゃんと言ったよ。
姉はあまり家に居なかったし、そういうの気にせずスルーしてたけど、私はよく家に居るし近所付き合いとかも考えて最初ちゃんと対応してたから標的にされてよく捕まってたんだよ。
でも
「お前が悪いんじゃないのか」
って言って取り合ってくれなかった。
そのうちもう、慣れて、諦めて、それが日常になって、もういいやって、考えることを放棄した今、あなたは自分が関わるようになって異常性に気付いたから今躍起になって怒って、訴えるとか何とか言ってるけど、そりゃそれができればいいけど、でも無理なの知ってるし、もう本当にどうでもいいっていう気持ちもあるから私はもうけっこう冷めた目で見ちゃってるんだよ。

でも今この、危険な状態に、わりと無関心で受け入れていて危機感を感じないって言うのが本当は、けっこう危険なことなんだけどね。
上手く言えないけど、ここでああもうなんでもいいやって思うの、怖いことなんだ。

なんていうか、抗う気概が、ない。

ああもう、誰も話を聞いてくれないんだな、っていう事として、処理されたから、私にとってはもうリアルじゃなくて、ネタ程度の笑い話です。




わからない。
私を愛しているなら、どうして、私がその時されて、一番傷付くようなことをするのかが。
愛してるって言いながら殴られても、どうしていいかわかりません。

男の人はいつもそうだ。
私を好きだと言いながら、私が一番傷付くことを、嫌がることを、トラウマをえぐるようなことを、する。
そうして私が錯乱して、なにか失態を犯せばすぐ、それを責め、否定し、或いは幻滅し、離れていくんだ。
わかってる、私が悪い。
普通の人ならそんなことで錯乱なんかしないだろうし、多少不安定になっても自分を抑えられるんだろう。おかしな行為に至らないだろう。
抑えられずに愚行に走る私がおかしいんだ。
まともな人間になりたい。どうしたらいいの。普通の人になりたい。どうしたらいいの。わからない。どうしよう。怖い。男の人が怖い。自分はもっと怖い。


何が怖いって、先日色々あって、同じようなことを私が他人にしていたことが発覚したのがとても怖い。
自分は絶対すまいと、思っていたことを、無意識に他人に向けていた自分が怖い。生きることが怖い。
どうして避けられないんだろう。所詮この世は繰り返しか。うんざりだ。

強い人間になりたい。
まともな人間になりたい。
自己嫌悪に陥るような愚行を起こしたくない。



もうやだ。
もうやだよ。


愛したり愛したり愛したり、それだけで生きて行けたらどんなにか良かっただろう。
でも無理なの　どうしても
頑張っても頑張っても頑張ってもちゃんとできない。


誰にというものでもないけど、ものすごい我侭をひとつ、お願い。
認めてくれなくていい、理解してもらえなくていい、馬鹿な人間だと思われてもいい、
でも否定しないで、ああ、そういうふうになっちゃったんだなって、拒絶しないで、ただそういう人なんだなって、許容されたかった。
ほんとうにものすごい我侭って、わかってるけど。

もう私にはないんだ、無条件で受け入れてもらえる、それはそれとして存在していられる
「ホーム」
が。


誰にも愛されない。


いつか私も作れるだろうか
私の「ホームグラウンド」が。


頑張るしかないね。


さて吐き出したから、明日もまた、頑張っていきます。
早くまっとうになれるように。


追記
そういやどこに入れたら良いかわかんなかったから欄外？的に書くけど
父曰く、彼の言動がおかしかったり、言ったことを覚えていないのはいつも酔っ払ってるから仕方ないことなんだそうです。へーえ。